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うめぼしと鰻

日々変わってゆく世の中で見つけた"おもしろい"ことを記録していく。

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逃げてくらさい!

うめぼしと鰻 連載第4回


毎年、大晦日は高校時代の友人3人と遊ぶことにしている。(僕・M・T・Hの計4人)
高校1年の大晦日に、『はねるのトびら』のスペシャル収録の見学潜入計画からすべてが始まった。
(この潜入計画についてはいずれ詳しく触れる…かも)

あれ以来、毎年必ず12月31日はどこかしらに出かけていて、自宅で年越しをしていない。
しかも、仲間内の一人が元旦生まれという、これまたグッドタイミングに生まれてきちゃったおかげで毎年の集まる口実にもなっている。

高校2年の時は、東京タワーの年越しイベントに参加して、三田のファミレスで夜通し大喜利。
高校3年の時は、何したっけ?たしか七変化(ガキつか)とかやった覚えがあるけど詳しくは忘れてしまった。
浪人していた時は、相模原で一人暮らしをする友人宅にお邪魔して、またも七変化。

こんな感じで、毎年行き当たりばったり無計画な企画で年を越してきたのである。
毎年、それなりに危ない目にあっているのだが、大学1年の時はすごかった。

津田沼で、例の4人で酒を飲んでいた。(僕は下戸なので、水とか飲んでた気がする)
仲間内の一人、究極のいじられキャラHは何を血迷ったのか、言わなきゃいいのにこんなことを言い放った。

H:「おれ、大学入って、むちゃくちゃ酒強くなったよ。」

それを聞いた体育会のMは静かに大量のジョッキビールを注文した。
その時の彼の心境を代弁するならば、「体育会なめんなよ」といったところだろう。

二人の飲み比べ大会が静かに始まった。
傍から見ていて、勝負は明らかにMの勝ちなのだが、飲み続ける二人。

やがて、Hが「もう飲めない」とか言い出す始末。

まだまだ飲ませるM。

こんなやりとりを繰り返していたら、案の定、Hがテーブルに逆流洪水を起こしてしまった。
なぜかHの頭をひっぱたくM、T、僕の三人。

店員さんと協力して片付けて、足早に店を出た僕らは酔いを覚ますためにも津田沼を散歩することにした。

駅の通路を抜けて、線路を越えて、駅の反対側に出ようとしたその時、遠くからゾンビのような人影が。

近づいて来て初めて分かったのだが、酔っ払いのチンピラだった。
そのチンピラの横で泣きわめく女性。しかも顔をケガしている。

僕らを見つけたチンピラは「てめーか?!てめーなんだな!?」と連呼。

これは関わるとヤバイ。
そう僕らが感じ始めたとき、その女性が叫んだ。


女:「逃げてくらさーい!!(かなり必死)」


言われるまでもなく、一目散に走りぬけて逃げた僕らは重大なことに気付いた。


Hを置き去りにしてきてしまった!(Hはこの時、べろんべろんで一人では歩行すら不可能)


しかし、時すでに遅し。リュックにしがみつかれたHはチンピラを引きずりながら、半泣き状態だ。
とりあえず見捨てる訳にもいかないので、3人がかりでHを救出して安全な場所へ避難させておいて、僕らは交番に駆け込んだ。

さすまたを持って出動してくれた警察官が、現場に到着したときには、別のチンピラ集団にからまれているさっきのチンピラが一人。

と、泣きわめく女性も一人。

とんでもない方向に事態が急変していて、二人の警官だけではキャパ越えらしく、別の応援を無線で呼ぶ始末。

数分後、応援の警官が到着してしばらくの時間、事の次第を見届けた僕らは、またもや重大なことに気付いた。


Hを置き去りにしてきてしまった!


安全なところに避難させたはいいけど、完全にHの存在を忘れて野次馬に熱中してしまった。
3人で、Hを座らせておいた植木のところに駆けつけると、こっちはこっちでとんでもない方向に事態が急変していた。

首から植木に頭を突っ込んだHは、栄養満点の食べ物を噛み砕いて半固体状態にしたものを植木にまき散らしていたのである。ある意味、肥料なのか。だとしたらなんてエコな男なんだろう。

ここまで書いて気づいたのだが、この話はもしかしたら大晦日の出来事じゃないかもしれない…。
なんのためのマクラだったんだろう…ま、いっか。


では、おやすみなさい。まだ寝ないけどね!kowaidog.jpg
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絶対に負けられない戦い on the train!!

うめぼしと鰻 連載第3回


今までの経験上、電車内でおもしろい事件や人物に出くわす可能性は高い。
この理由はよく分からない。何度か考えてみたこともあるが結局ナゾのまま。

電車という空間が、プライベートな空間という錯覚を起こさせているのか。
動物のマーキングのような感覚で、座っているうちに座席付近に自分の匂いが広がっていくのか。
それとも元来ちょっとぶっ飛んだ人がたまたま電車に乗るのが好きなのか。
結局、実際のところは分からない。


先日、都営浅草線に乗って大学への通学途中の出来事。
僕はiPodでラジオを聞きながら本を読んでいた。

途中の浅草駅で、駆け込むようにして3人のおばちゃんたち(推定60歳前後)が乗車してきた。
明らかに座る場所を探して目を泳がせている。

しかし、ちょうど時間はお昼ごろだったこともあり、空いている座席は少ない。
その中の一人のおばちゃんが僕の隣の座席をちらっと見た。

僕の隣には2人分の席が空いている。

座席を発見したおばちゃんは車内にも関わらず、ありえないボリュームで叫んだ。

「ここ空いてるよーーーー!!」

すると、残りのおばちゃん2人も駆け寄ってきて、3人集合。
集合した途端、3人で「どうぞどうぞ」の譲り合いが始まった。

数秒間、譲り合った後に結局、選ばれし2人のおばちゃんが無事に着席した。

さて、あなたならここでどうする?!

もともと空いていた2つの席におばちゃんが着席。
目の前で1人だけ立っているおばちゃんに、僕が席を譲れば3人が並んで座ることができる。

もしくは、自分も座っていたいので、寝たフリをするか。おばちゃんたちのやりとりに気づかぬフリをするか。

とりあえず、立っているそのおばちゃんを見ると

「コイツ空気読めねえな。譲れよ。若者が座ってんなよ。」

という怒りの視線と目が合った。


普通ならここで、譲るか無視するかを決断するところだ。
しかしその時の僕はどちらの選択肢も選ばなかった。


怒りの視線をこちらに向けるおばちゃんと目が合ったあとも、その目をそらさずに睨み合いに持ち込んだのだ。


「お前みたいに、パワフル元気なクセに、席を譲ってもらって当然だろ的なスタンスに僕は屈さないぞ。」

という意思表示を目線を使ってアピールした。おばちゃんと僕の視線が合うこと5秒。


むこうが諦めて、僕は自分のテリトリーを確保することに成功した。
けど、結果的になんだかよく分からない意地の張り合いになってしまった。


結論として何が言いたいかというと、自分も含めて電車には変な人が多いよねってこと。


では、おやすみなさい。まだ寝ないけどね。

CIMG3519.JPG

坊主が屏風に上手に屁をこいた

うめぼしと鰻 連載第2回

前回に引き続き、中学時代の話。

中学生になった僕は、バスケ部に入部した。
バスケやサッカーというと運動部の割にチャラチャラしているイメージを持っている人も多いと思う。

チャラチャラしていたかどうかはさておき、髪型は自由だった。
みんなそれぞれ個性豊かで、オシャレな人はワックスなどつけてかっこよく仕上げていた。

そんな中、僕の髪型はいわゆる『カリメロヘアー』だった。
世代によってはカリメロが伝わらないかもしれないので補足すると、ヘルメットみたいなイメージ。

オシャレをする気も一切無く、モテようという気も皆無だったせいか、髪もなんとなく切らずにいた。


そんな保守的な僕にも転機が訪れた。


それは中学2年時の林間学校で起きたちょっとした事件。

登山やキャンプフィヤーなど盛りだくさんの林間学校では、バンガローに宿泊した。
中2といえば多感MAXな時期で、異性への意識が少なからず芽生えてくるものだ。

「俺たちのバンガローに女子を呼ぼうぜ」と誰かが言いだした。
内心ガッツポーズである。自分は言いだす勇気も、連れてくる行動力もないのだから。

ちなみにこの「女子」という呼び方も中学生ならではである。


そして3、4人の女の子を連れてきてUNO大会が幕を開いた。
さっきまでの男だらけでしゃべってた時とは打って変わって、テンション上がりまくるバカ男子ども。

お調子者の僕はテンションを上げて騒ぐことで、女子が近くにいる緊張感を紛らわせていた。
しかし、ただゲームをするだけでは飽き足らず、当然バツゲームが発生するのがお約束である。

合コンの王様ゲームみたいな過激なものではなく、「好きな人をバラす」というとてもかわいいバツゲームだ。
最初はみんな、「好きな人なんかいねーよ」とかごまかすけれど、顔はそうは言っていない。


どう見ても「(みんな、俺の好きな人を聞いてくれ)」っていう顔なのだ。


そんなこんなで盛り上がりを見せたUNO大会が終盤に差し掛かった時、ついに僕が負けてしまった。
ご多分にもれず、僕も当時好きな女の子がいたので半ば強制的に自白させられた。

※決して自分から聞いてほしいオーラは出していないことを断っておく。

すると、「コクってこいよ。」とガキ大将のSくん。(Sくんが分からない人は第1回を参照)

しまった。僕の中学校において、彼の命令は絶対なのだ。
しかし、こればっかりはさすがにできない。

そこで、ふと考えてみた。これは「好きな人」を自白した時点でバツゲームは完了しているのではないか。
何で僕だけ、第二段階のバツゲームに突入してるんだ?

ちらっとSくんの方を見ると、彼の目がマジだ。うわー。マジか。

結局、「コクれ」「無理だよ」の押し問答が続き、場も冷めつつあったのでさすがにSくんも諦めてくれた。
彼一人だけビックリするぐらい不機嫌だったが。


これが中2の夏の林間学校での出来事である。
今度は時間を少し早送りして、中3の春に話を移したい。

ちょうど、バスケ部も最後の引退試合に向けて追い込みに入った時期だった。

ある時、ふとSくんがこんなことを言いだした。


S:「お前、そういやあの時のバツゲームでコクってなかったよな。」

僕:「そ、そんなこともあったかな…」

S:「コクらなかったら坊主にするんだよな?」

僕:「…!?(そんな約束したっけ?全く覚えていないぞ。)」


このままだと、坊主にするまで圧迫され続ける予感がしたので、翌日床屋に直行。


フタをあけてみると、5厘刈りの坊主頭の自分がいた。
よくよく考えてみると、これは理不尽なことではないかという思いが頭をよぎった。

でも既に刈ってしまったし、考えても仕方ないや。
と、変にポジティブに脳みそも髪も切り替えてしまうことにしたのである。


この一連の思い出を先日、Sくんと語る機会があった。
誤解を招くといけないので言っておくと、彼と僕は親友である。これ、本当に。

で、坊主になった話をしていて彼がこう言った。

S:「そういや、あそこで坊主にして以来、短い髪型にシフトしたよな。短い方が似合うよ。」


何故だか、妙に納得してしまった自分がいたのである。

よく分からない流れで巻き込まれたバツゲームが約7年の時を経て、このSくんの一言でここに終結した気がした。

終結というか完成というか、まるで一つの時代が終わったかのような、なんとも言えない清々しい気持ちになったのが本当に不思議である。


では、おやすみなさい。まだ寝ないけどね。

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軌道修正。そして連載第1回

最近、このブログもどういう方向性に行けばよいのか見失いつつありました。日記形式にすると飽きるし、おもしろくない。

少し考えた結果、コラムみたいな書き方をするのがよいかなという結論にいたりました。
やっぱりせっかく文章を書いて、不特定多数の人たちに見てもらうなら楽しんでもらいたいものです。

思いついたときに更新ってすると途中でめんどくさくなるので、毎週木曜に定期更新することにします。
第一回は例外的に金曜更新になってしまいましたが、毎週更新しようと思います。

装いも新たに…

よろしくお願いします。


うめぼしと鰻 連載第1回  

男性であれば共感してもらえると思うが、誰しも男は格闘技にハマる時期が一時期ある。もちろん、一過性の熱ではなく、今もずっと格闘技が好きな人もいるかもしれない。
現に僕の高校時代の友人でプロレス好きだったMくんは、日本拳法で黒帯を取るほどの実力者になってしまった。

かく言う僕も、本当に短い期間ではあるが格闘技が好きだった時期があった。たしか中学生の時だったと思う。特にK-1が好きでよく見ていた。当時、クラスに一人だけボクシングをやっているマッチョなYがいた影響もあるかもしれない。

K-1の番組があった翌日は、必ず誰からともなく「昨日、見た?」と切り出して会話が始まる。


見ていないと会話についていけない。
  ↓
すると輪に入ることができない。
  ↓
それが続くと、ついに仲間外れ。


という中学生にとっては最も避けたい悪夢のスパイラルが訪れる。会話に加わりたくて見始めたK-1だったが、男のはしくれとして闘争本能が目覚めるものらしい。気づくと、K-1の虜になっていた。

そんなある日、どこの学校にもいるであろうガキ大将クラスのSくんがこんなことを言い出した。

「K-1ごっこやろうぜ。」

ちなみにこのSくんはガキ大将といっても並みのガキ大将ではない。学年全員が言うことを聞くレベルのガキ大将だ。今、考えてみても当時の彼の権力はすごかった。

しかもSくんは、僕が所属していたバスケ部のキャプテンも務めていた。そのSくんに対して、僕は絶対に逆らえないのである。そして、この「K-1ごっこ」という遊びは、フタを開けてみるととんでもない遊びであることが判明するのである。

まず、二人の人間が正対して構える。で、片方がローキックを連発するのだが、なぜか太腿あたりを集中的に攻撃される。経験したことがないとピンとこないと思うが、同じところに攻撃を受け続けると尋常じゃないくらいその部位だけが弱くなる。そんで赤くなる。少し触られただけで激痛みたいな。

対戦相手の立場が対等なら、ただの「K-1ごっこ」で終わっただろうが、なんせ相手はあのSくんだ。こっちからちょっとでも攻撃しようものなら、倍の強さのキックが集中的に同じ部位に喰らわされる。

僕の太腿が悲鳴をあげ始めたその時、「ガリッ!」と妙な音がした。

僕の足元を見ると、なぜか親指の爪から出血。なんと、ローキックの衝撃に耐えられなくなった結果、足ごとキックに持っていかれて、地面で足をこすって出血したというわけである。

そもそもそんな危険な遊びを思い付いたSくんは天才的だし、そんな危険な遊びをさらに裸足でやろうとするバカなノリこそまさに中学生らしいとしみじみ思ってしまうのである。

では、おやすみなさい。まだ寝ないけどね。feffe89d.JPG

美しい日本語

よく僕は運が良いと言われます。実際、自分でもそうだと思います。このままでいいのだろうかとも思います。

そんな僕に勇気をくれた言葉です。ソースは友人の部活の監督です。もしかしたら誰か偉人の名言かもしれません。

「運も実力のうち」とはよく言ったものです。


“努力するから自信がつく。自信がつくから実力がつく。実力が幸運を呼ぶ。幸運が結果をもたらす。”


涙が出そうになりますね。
ではおやすみなさい。まだ寝ないけどね。

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